2023/03/25

福祉用具専門相談員を上手に使ってほしい!

福祉用具専門相談員っていう職種をご存知ですか?

シロメガネは、前職では福祉用具の専門相談員をやってました。短期詰め込みなら、1週間ちょいで取得できる、簡単な資格ですけどね。。。一応、福祉用具のプロフェッショナルとして、利用者さんのADLに合わせて、介護用ベッドや車いすなんかを提案する仕事です。

ただ、よく疑問に思っていたのは、ケアマネジャーによる福祉用具専門相談員の扱いの雑なこと。

  1. 担当者会議の数合わせで呼ばれて行くと、他事業所は来ていない
  2. 担当者会議で意見を求められることがない
  3. 商品名を指定してきて、こちらに全く意見を求めない
など。

なぜ、福祉用具のプロでもないケアマネジャーが、福祉用具のプロである福祉用具専門相談員をそんな風に扱うのか?なぜ、商品の相談をしないのか?

(※1)


レンタル卸(※2)の人の話だと、体感的に7~8割の福祉用具専門相談員はただ言われたものを運ぶだけの、いわゆる「お運びさん」らしく、提案力どころかコミュニケーションスキルも非常に乏しいらしいのです。。。

と考えると、ケアマネジャーが福祉用具専門相談員を頼らなくなるのも仕方ないのか。。。

福祉用具専門相談員の仕事って、介護保険サービスの中では異色で、営業色の強い仕事なんですよね。で、他の仕事と違い、自分が関われる利用者さんの数について上限がない、すごく沢山の人の生活を支える「縁の下の力持ち」として、発想力が求められる、非常にやりがいのある仕事なんです!

だから、お運びさんではない、イケてる福祉用具専門相談員が増えてほしいし、そんなイケてる福祉用具専門相談員をジャンジャン頼ってほしいと思います。


(※1)シロメガネが好きな福祉用具の一つです。トライメイトNという座面が床まで下がる車椅子です。

(※2)レンタル卸・・・
世の多くの福祉用具貸与事業所は自社では在庫を抱えていません。「レンタル卸」と呼ばれる、福祉用具貸与事業所に対して、様々な商品を提供してくれる存在があります。
なぜそんな業態が存在するのか?というと、商品在庫を抱えるには、多くの商品を置いておける倉庫が必要で、故障時の交換の為の余剰在庫も管理して、メンテナンス・消毒・運搬もすることに対し、非常にコストと労力がかかるから、小規模事業所では難しい。あと、メーカーから購入するにしても、大量に買うことでコストを下げられるが、少ない数で買うことになると値段が高くなり、レンタル卸にレンタル料を払う方が安く上がるからなのです。

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